2011 海外研修後記【フランス編】
2011/12/08TOYO CAMPUS BLOG
続いては【フランス編】です。
次期オリンピックが開催されるロンドンのセントパンクラスという駅から、
ユーロスターという電車に乗って、私たちはフランスに入りました。
ドーバー海峡のトンネルをくぐって見えた景色は、
すごくのどかな風景でした。
日本で言う、北海道の様な景色。
畑がバーンと拡がって、遠くに村が見えて…
まるで絵はがきのような景色でした。
もしくは、『世界の車窓から』のそのもの!^^
ここで質問です。
フランスの主な収入源は、何だと思います?
3位は、観光業。
沢山の観光客がフランスには来て、
世界で一番観光客が多いのは、フランスだそうです。
2位は、飛行機製造。
今は製造していないですが、最速旅客機と言われた
コンコルドを製造した国がフランスです。
最近、中国やインドなどから数百機の注文を受けたばかりだそう。
1位は、なんと農業ですって!
農業というのは、私自身は意外でした。
とうもろこしや大麦など、広く平らな国土を利用して作られているそうです。
↑ 現地ガイドさんのお話しを引用させていただいております。
パリの市街から高速道路で20分ほど走ると、
こんな広大な景色がひたすら続きます。

山が無いので地平線がひたすら見える景色が続くのは、
その距離なんと300キロ以上だそうで…。^^;
規模が全く違います。
残念ながら、今回の旅はあまり天気が良くなく…;;
写真も暗い感じで、伝わりにくいかも知れません…
わたしたちは、古城巡りをするためにロワール地方に向かいましたが、
移動するバスの車窓から見えた景色は、
ひたすらこんな感じでした。
所々に小さな村が見え、その集落には先端が尖った立派な建物が見えましたが、
村の教会だそうです。
冬には雪が積もり、夏は40℃にもなる土地。
日本のように四季はなく、
夏が終わると、一気に冬になる、そんな気候の土地がフランスだそうです。
私たちが向かったロワールは『フランスの庭』といわれる地域。
財力のある王や貴族がロワール河沿いに競って城を建て、
約170年間、文化・政治の中心として栄華を極めた土地には、
なんと300以上のお城が点在しているそう。
前日に見た、ヴェルサイユ宮殿とはまた違った、
趣のあるとても素敵な風景でした。
シャンボール城

広大な森の中に、突如現れたとても豪勢なお城。
圧巻でした。
お城の中央部には、レオナルド・ダヴィンチが設計したといわれる
二重になったらせん階段もあり、
実際にそこを上り下りできるのもとっても嬉しい。
(日本だったら、柵で覆われていて立入禁止なんだろうな…と。)
そのらせん階段の中央部は吹き抜けになっていて、
明るい光が差し込み、
暗いお城の中心部を明るくしているところなんて、
さすが、ダヴィンチ!

らせん階段の中心部にて。
しばし観覧のあと、
シャンボール城の近くでお昼を済ませ、次のお城に向かいました。
辿り着いた先は、シュノンソー城という優美なお城。

シャンボール城と比べ、建物の規模は小さいですが、
ここのすごいところは、川の上に浮かぶように建造されているところ。
後ろのお城の下は、川なんですよ☆
お城の中には沢山の変わったデザインのクリスマスツリーがあり、
それを見るのも楽しかったです。

??
一際変わったツリーを発見!

なんだろう…??
この日本風なモノは…と思っていたら、
係の人に
『For Fukushima!』と説明され、
感動してしまいました。

日本の国旗の部分は、短冊になっていて、
復興への祈りのメッセージが書かれているようでした。。
(残念ながら、読めませんでしたが…)
日本を元気に、みんなに笑顔を
(今年の魅髪祭のテーマ、そのものです!)
こうしてみんなが応援してくれている。。。
原発大国のフランスからのメッセージ、
心がほんわか温かくなって、本当に嬉しく思いました。
移動中のバスの車窓からみえた、
こんな街並み。

昔や歴史を大切に思う人々のおかげがないと、
こうして随所にある美しさが現代に保たれないと思いました。
生徒達は、
『CGの世界みたい!』
『テーマパークだね』って話していました。
バスの移動中に、一般家庭の庭も覗けましたが、
生活感を全く感じなかったです。
そういう部分から、生徒達なりに感じたことだったんでしょう。
空間を共有すること…
あと半年もしないうちに社会の中に飛び込んでいく生徒達。
この美しい街並みから、
秩序の中の美しさを学びとるきっかけになってくれたのではないでしょうか。byA.H